27.小児矯正・部分矯正・6歳男性

症例・歯科コラム

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山口県宇部市の矯正歯科「あいおい歯科・インプラント矯正クリニック」症例・歯科コラム

27.小児矯正・部分矯正・6歳男性

受け口かもしれない、と母親が気になり来院なさいました。
診断の結果上顎が側方、前方へ成長が弱く小さいことによる骨格性反対咬合でした。
鼻腔も小さく鼻が詰まりやすいため、重度の慢性副鼻腔炎を併発していました。
治療計画は、上顎を拡大しつつ前方けん引、中顔面全体の前方成長を図ります。
実際の治療では1年間は小児矯正装置で積極的な治療を行います。その後永久歯列になるまでMFTを行いながら歯列管理を行いました。
前歯のねじれを改善するために後半前歯の部分矯正治療を追加で行いました。

主訴

もしかして受け口かも

診断

骨格性反対咬合

患者さん

6歳男性

治療期間

8年

通院回数

60回(予防管理も含みます)

治療装置

急速拡大装置、フェイスマスク(前方けん引装置)、部分矯正

費用

矯正:小児矯正5+部分矯正713,900円+毎月調整量:6,050円

一般的な治療に対するリスク

矯正治療中は装置の装着により、歯磨きがしにくく、また汚れも溜まりやすいため、虫歯や歯肉炎になりやすいです。また歯を動かすと歯根が短くなることがあります。

※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者さまによって治療期間や、治療法など個人差がございます。

治療前

上顎にはFanタイプの急速拡大装置、下顎にはリンガルアーチを使用します。

治療後

2年後

7年10カ月後

(気道の変化)治療前

上顎の拡大1回目です。
上顎の拡大に伴い気道が成長し低位だった舌が上にがるようになっていきます。
鼻腔・気道を広げ、口呼吸が改善しました。

(気道の変化)10か月

上顎はTPA、下あごはLAです。

(気道の変化)3年4ヶ月

下顎の成長に伴い上顎ツインヘリクス使用中。

治療経過・1ヶ月

上顎の拡大1回目です。

上顎にはFanタイプの急速拡大装置、下顎にはリンガルアーチを使用します。上あごの骨をしっかり育てると永久歯はいい場所に生えてきます。

治療経過・4か月

2回目の拡大を開始しました

治療経過・10か月

上顎はTPA、下あごはLAです。

治療経過・1年5ヶ月

夜間マウスピース使用中

治療経過・2年後

8歳7ヵ月。夜間マウスピース使用。

治療経過・3年4ヶ月

下顎の成長に伴い上顎ツインヘリクス使用中。

治療経過・4年6ヶ月

上顎はTPA、下あごはLAです。
第二次成長期に下あごが成長します。成長の方向をコントロールするために、定期健診中も自分で掛けるが3級ゴムを夜間使用しました。

治療経過・7年10ヶ月

13歳4ヵ月。
3級ゴムを夜間使用しながら定期健診中です。
反対咬合の根本的な原因の一つは、上あごの成長不足です。
特に成長期の子どもでは、「上あごを正しく広げ、成長を促すこと」がとても重要になります。
急速拡大装置による治療は、反対咬合のお子さまに対し“上顎縫合線”を刺激し、骨格の成長を直接促すことができる治療法です。
頬や鼻の付け根といった中顔面部の自然な成長を後押しすることでバランスの良いお顔立ちへと成長しました。

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